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No.4 VOCA/ROCK(VOCA編)

どうもこんばんは。ユグです。久方ぶりにこのブログを開いた気がします。1月は色々あったんですよ。

とまあそんな前置きはさておき、今回する話はズバリ、「ボーカロイドとロックの話」です。いやいやリスナー層全然違うでしょ、何言ってんだと思われそうですけど、現にボーカロイドシーンからメジャーデビューして、それも成功を収めている人間がちょくちょく出てるんですよね。米津玄師とかryo(supercellとかEGOISTの作曲の人)がその代表例でしょう。凄いよね彼ら。「米津くんがボカロ作ってたなんて……なんかショック」みたいな文面を何度見たか。

そういう人間がいる以上、この二つは音楽ジャンルとしてまったく無関係!とはもう言えないんですけど、それでも「ボカロはちょっと……」だったり、「ボカロ最高!それ以外は興味ない!」みたいな発言だったりはまあまあ見受けられます。

これってどうなんだろう。無理に勧める、とまでは言わないものの折角音楽が好きなら遠く離れているようで少し似ているこの二つの音楽ジャンル、聞いてみても損はないんじゃないかな、と思います。

ボーカロイドのリスナーにロックを、ロックのリスナーにボーカロイドを。少しでも興味を持ってもらえるように書いていくつもりです。

まあこんな偉そうなことを言っていますが、筆者は音楽的知識はあんまりないです。その辺はご容赦。マジで勘弁。

それではどうぞ。

 

 

てかボカロってなんぞや

まあこっからスタートですよ。僕も明確な定義をパッと言えないなあと思ったのでヤマハのページから引っ張ってきました。

VOCALOIDはメロディーと歌詞を打ち込むだけで歌ってくれるヤマハが開発した歌声合成技術・ソフトウェアで「ボカロ」の愛称で広く親しまれています。歌わせるのに必要なものはPC本体、VOCALOIDエディターと呼ばれるソフトウェア、歌声ライブラリ(歌声の種類)と呼ばれるソフトウェアの3点。歌声ライブラリには個性豊かな様々な種類があります。

歌声ライブラリ、これがいわゆる「初音ミク」だったり「鏡音リン・レン」だったりするわけです。この音声ライブラリは完全な機械音ってわけではなく、実際の歌手から作られてるんですね。最近では「Fukase」なんていう音声ライブラリが発売されて話題になりました。(元の歌手はあのSEKAI NO OWARIのボーカルFukase!)

この歌声ライブラリとDTM(DeskTopMusic)を使ったギター・ベース・ドラム・キーボード等の音を組み合わせて「ボカロ曲」が完成するわけです。主にニコニコ動画を主戦場として、たくさんの作り手(これをボカロPと呼んだりもする)によって毎日様々な曲が投稿されています。作り手がたくさんいるからこそ、曲のジャンルが豊富なのも面白いです。

中には100万再生を超えてる曲もあったり(なんで100万という数字かというと、ニコニコ動画で100万再生を超えたボカロ曲には「VOCALOID伝説入り」として扱われるんです)、なかなかホットな世界なのです。

 

 

ボカロに対する「先入的違和感」

わあ見出しにちょっと難しげな言葉使って調子乗ってるぞこいつ。

要は何が言いたいって、普段ボカロを聞かない人間って、初めからボカロに対していいイメージを持っていないよね、ってことです。オタクがなんとか48とか聞かないのとおんなじです。いや下手したらオタクになんとか48聞かせるより厳しいやもしれません。

なんたって機械が歌ってるんですから。そこだけでマイナスイメージが大きすぎる。

「作り手が多いから多種多様な曲があるのが魅力」だなんてさっき言いましたが、その分ケチも付けやすいんですよ。某48はほぼ作詞作曲が1人だから「どれも似たような曲」くらいしかケチが付けられない訳ですが、ボカロはそうはいかない。

「歌詞が意味不明」とか「音が高くてうるさい」とか「早くて何言ってるか分からない」とか(ボカロに詳しい人は「あ、この曲のことかな」とか思い浮かぶはず)。

有名な楽曲はこれらの要素を含んでることがまあまああって(もちろんそれが「ボカロらしさ」と評価されてるわけだから再生数が多いのだけど)、作り手は違うのに「ボカロ曲」でマイナスイメージごと一括りにされて今でも一人歩きしている―

といったところかな。

あと主な主戦場がニコニコ動画YouTubeと比べてオタク的なアンダーグラウンドだってのも痛い。ここでもボカロ=オタク、みたいなマイナスイメージが引っ付いて回る。

いや、有名楽曲にも人の声で歌っても遜色ないバラードもあるし、冒頭に言った通りみんな大好き米津玄師がボカロ作ってたんだよ。「米津オタクかよー」って批評しないでしょ。

まあでも一度根付いたマイナスイメージはなかなか離れないですからね。悪口ばかり言われているアイツを好きになるのは難しいように。

こんな先入的違和感が、ボカロにとっつき辛い原因だよなあと思います。

 

 

それでも僕は、ボカロ曲が好き

前述したマイナスイメージが散乱している「ボカロ曲」というジャンル。

それでも人気があるのは、探せば幾らでもその個人個人にハマる楽曲があるからです。ニコニコのVOCALOIDタグ付いてる動画、47万本ですよ。そりゃ見付かるでしょうよ。まあ47万曲オリジナルがあるかと言われたらそうとは言えないんですけど(VOCALOIDタグの中にもカバー曲だったりキャラを使用した実況とかの動画もあるため)。何度も同じことを言ってますね。すいません。

「それだけあったら探すの大変そう」という声も聞こえてきそうだが、それを解決するのがニコニコのタグ機能ではないか……と思ったがそんなタグ検索も大変だ。なんてったって「VOCALOID」を含むタグは1000ちょいあるのだから。

ということでオススメタグを紹介するしかない!ズバリ「VOCAROCK」です!!!(オタク特有の早口)(タイトル回収)(ドヤ顔)(コーナーで差を付けろ)

自分が好きってのもあるんですけど、このタグを紹介するのにもまあまあ理由があるんですよ。すいません。さっきの勢いは許してください。

ボカロPって案外バンドをやってた/やってる人が多くって、そういう人達がボカロ曲を作るとストレートなロックで、聞きやすい楽曲であったりするわけです。マイナスイメージに取られやすいボカロらしさも控えめだったりで、聞き始めるのに適したジャンルだと思うんです。クオリティも安定してますし。

そっから一つお気に入りの曲が出来たらそっからまた同じ作者の曲を聞いたり、その作者の別のタグを参考にして曲を漁ってみたり……その過程が面白かったりするんですよね。

まあだからと言っていきなりVOCAROCKの広い海に投げ出すのもなんなので、僕がまとめたVOCAROCK(一部VOCAROCKじゃない曲もあるけど同作者がVOCAROCK作ってたりするので許して)なマイリストを置いておきます。コンピレーションアルバムをイメージしたので順々に聞いてもいい感じだと思います。この記事はこれを置きたかったってのはナイショ。あと食用菊って名前にも突っ込まないでくれ。

ブログ用VOCAROCK by 食用菊 - ニコニコ動画

 

 

おわりに

はいこの記事はこれでおしまい。

まあつらつら書きましたけど初心者感滲み出てましたね。NAVERまとめじゃあないんだからもっと上手く文章書けるようになりたいです。

ボカロ曲は数が多いため、同じボカロ好きでも好きなジャンルが全然違ったり、1年聞いていた時代が違うだけで全然ボカロシーンの流行りが変わっていたり……そういうところが面白いなあと、僕個人は思います。

ここでは紹介しませんでしたが、ニコニコにある歌い手文化などからボカロに触れるのもなかなかいいやもしれません(何故紹介しないかって、僕が歌い手をほとんど聞かないから)。最近はボカロ版と歌い手版が同時に投稿されたりもしますし。

拙い文章でしたが、これでボカロに興味を持ってもらえたら筆者は幸せです。

次回の記事は「No.5 VOCA/ROCK(ROCK編)」を予定しています。内容はボカロシーンを飛び出してメジャーシーンで活躍するバンドの紹介です。ボカロ好きの方にこそ読んでほしい内容ですね。

それではまた。