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No.23 2022年やったゲーム短評

お久しぶりです。Mikuriです。1年に1回しか記事書けないんか?

2023年になってしまいましたが2022年に触ったゲームを振り返っていこうと思います。2021年と比べるとそこまで出来てないな、という実感があるのですがそれなりに新作買ったり崩したりは出来たのでギリギリ記事に起こせるレベルです。

ということで早速やっていきましょう。今回はRPG以外のジャンルのゲームも軽く触れていきます。若干のネタバレ含むしやった作品の癖が強いので賛否入り混ぜた文章になると思います。そのあたりはご容赦。

 

テンプレートは2021と同じく

・ゲーム名(対応ハード、実際に自分がプレイした機種を赤字)

・どこまでやったか?(クリア状況+やりこみ要素をどこまでやったかみたいな記述)

・短評

といった形です。

 

 

1.ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S(Switch/PS/Xbox One/Steam)

どこまでやった?……クエスト全回収・倒せるボスはすべて倒した。

流石に面白かった。ドラゴンクエストシリーズとしてもぶっちぎり1位の面白さだと断言できます。

鳥山先生の奇抜になりすぎない絶妙なキャラデザイン・すぎやま先生の新旧入り混じる音楽・そして堀井先生にしか出せないドラゴンクエストならではのテキスト、すべてがパーフェクト。

ストーリーのボリュームはかなりあり、その中に数多く散りばめられている過去作のオマージュは3/5/6しか触れていない自分でもハッとなるエピソードが多く、終盤の展開は思わず涙してしまうほどでした。

ただプレイしていて思ったのはやっぱり「ドラゴンクエスト」でありRPGとしての目新しさはないこと。古典JRPGドラゴンクエストの集大成であり間違いなく面白い作品ではあるんだけど、過去作をやってない人はどう感じるんだろう……?という感情はどうしてもありました。

 

 

2.ライブ・ア・ライブ(SFC)

どこまでやった?……クリアのみ。

リメイク発表前にVC(2DSLL)でプレイしちゃいました!!!まさかリメイクされると思わなかったから……

戦闘面のシステム・キャラ格差こそ難点ではありますが、それを補って余りあるほどの音楽・シナリオの熱さは圧巻でした。ここまで直情的に熱い作品は時代問わずなかなか見ないので、それだけでも触ってみて良かったと感じました。

音楽はやはり全シナリオ共通のボス戦で流れるMEGALOMANIA、シナリオはSF編が特に好きです。

リメイク版に関しては自分はあまり調べてないのですが、戦闘周りが調整されている・フルボイスとのことでセールで安くなっていれば(定価が強気なんよね……)是非そちらも触れたいなと思っています。

 

 

3.TRIANGLE STRATEGY(Switch/Steam)

どこまでやった?……1周クリア。現在2周目プレイ中。

2021年時点に発表されていて「OCTOPATH TRAVELERチームが送るSRPG作品」ということで1番楽しみにしていました。

自分はRPGを遊ぶ時基本最高難易度を選択するのですが、それでもあまりに難しく、泣く泣く難易度を落としたステージがある程度には歯ごたえのあるSRPGでした。

巷では「キャラ育成の自由度がない」みたいな声を聞きましたが、キャラごとの個性がかなりハッキリしているために、連れていくキャラを1人変えるだけでステージの難易度も大きく変わるようなバランスとなっており、自分としてはこれはこれでかなり満足でした。

シナリオ面については序中盤がかなり冗長で、とにかく「読まされてる感」が強かったです。その上文章のオート送りは保持されず毎回ボタンを押さないといけないのはかなりストレス。ただ終盤では、今作でテーマとされている「信念に基づいた」選択を強いられ大きなルート分岐が発生します。それ以降は声優さんたちの演技にもかなり熱が入っておりテンションは上がったのでギリ許せるかな……。

音楽もゲーム畑の人ではない千住明先生のものでしたが、自分好みのもので満足でした。戦況によってBGMがシフトするのが特に良き。

 

 

4.メルヘンフォーレスト(Switch/PS/Steam)

どこまでやった?……クリアのみ。

友人の勧めからプレイ。

メルヘンでkawaiiキャラに反して、ADV/ハクスラ/ダンジョン探索と大きく変わるゲームジャンル・思ったよりシビアな戦闘・重く暗いストーリーという作者の癖を感じられる作品でした。

プレイ時間としてはかなり短めですがテキストが凝ってあるADVパートがお気に入り。一人称「ボク」の主人公のメルンちゃん(CV:竹達彩奈)に、萌え萌え……

気になった点はロードが長めなのと、やりたいこと盛り盛りなせいで「このシステムは別にいらんくない?」と思う箇所が多々あったところ。盛り盛りなのは良い点でもあるので難しいところですが……。

触ってみる価値はある作品だと思います。

 

 

5.ソウルハッカーズ2(PS/Xbox/Steam)

どこまでやった?……クリアのみ。

2022年プレイした作品の中でぶっちぎりの問題作。

オリジナルのソウルハッカーズはプレイしたことありませんが、そもそもATLUSファンですし、キャラクターデザインの三輪士郎先生(supercellイラスト/セブンスドラゴンキャラデザ/FGOブリュンヒルデ・シグルドキャラデザ等)のファンだったのもあって楽しみでした。

蓋を開けてみての問題点はダンジョンレパートリーの少なさ・面白みに欠けた戦闘がメインだと思います(他にも挙げられる問題点はもちろんありますが大きいのはここという認識です)。特に戦闘面が「ペルソナから敵味方ともにワンモアを取り除いた(≒こちらの総攻撃だけはある)戦闘」なのは流石にいただけないです。リスクがあればリターンもあるから弱点を突く面白さと対策のし甲斐があるんでしょうが。

良かった点としてはキャラクターの掘り下げはまあまあ頑張っていた点でしょうか。サブイベやクエストなどでキャラクターに愛着がわくようなエピソードが垣間見えるのは良かったと思います。あとは主人公リンゴの声優、黒沢ともよ女史の演技は素晴らしかったと思います。

ATLUSとしては「はじめての、ライトな悪魔体験」のつもりで今作をリリースしたのでしょうが、ぶっちゃけペルソナ3/4/5が現行機種でリリースされた今、満足感はもちろん価格面も厳しい作品になっていると思います。

ATLUSファンかつセールで安くなってて初めて購入を検討できる作品かなあ。

 

 

6.FANTASIAN(iOS)

どこまでやった?……クリアのみ。

FF生みの親坂口博信先生が贈るApple Arcade専用タイトル。iPad買った時の特典でApple Arcade入りましたがダラダラプレイを引き延ばしていたら金取られてました。阿呆。

ジオラマを使用して作られたフィールドを駆け巡りながら仲間を集めていく、といったまさしく「古き良き」を辿る前編は間違いなく傑作だと思いましたが、仲間たちの掘り下げを書く後編はちょっと失速したなあと感じました。

そして個人的にはどうしてもエイミング(物理・魔法・爆弾等、攻撃ごとの軌道・範囲が決まっている)で戦闘をするのが最後までストレスでした。攻撃範囲が狭い仲間はそれだけで使う気が失せますし、コントローラーを使ってなお細かい軌道合わせをしなきゃいけないのはモバイル作品の良さが失われていると思います。

とはいえApple Arcadeはコンシューマー作品1本買うより安いですし、他にも目当ての作品があるならお得だと思います。機会があるのなら触ってみても損はないかと。

 

 

7.タクティクスオウガ リボーン(Switch/PS/Steam)

どこまでやった?……十二人の勇者までクリア。

こちらはリメイク版をプレイ(VCは買ってはいたが触れてない)。

「人生やってきたゲームで面白かったものは?」と聞かれたら、ファイナルファンタジータクティクスをシナリオ面で挙げる程度には好きなので、それの原点ともいえる今作は非常に楽しみでした(父親からも「こっちの方が面白い!」と勧められたくらい)。

シナリオは理想と現実、戦うことの意味を深く突き付けてくるという重たく読み応えのあるもので満足。

戦闘面は敵が強いという単純な難しさもありますが、「どうしたらダメージを増やせる/抑えられる」といったシステム面の解説が詳らかになっているわけではないのが拍車をかけている気がしました。更にはこのリメイクで追加されたバフカード・レベルキャップシステムで抜け道は封じられ「考えてプレイしてほしい」と言わんばかりの高難易度をプレイヤーに突き付けているのは評価をするのが難しいところです(自分は悪いとも良いとも甲乙つけがたいと思っています)。

終盤になるとレアアイテム・レア魔法・ステータスアップアイテムの収集などで明らかに「強くなれる道」が提示されるのでそこからはめちゃくちゃに面白かったです。これらをしてもも尚強い敵はごまんといたのでやり込み甲斐も抜群でした。

制作会社こそ同じですがTRIANGLE STRATEGYとは真逆のSRPGだと感じました。

 

 

8.Hylics(Steam)

どこまでやった?……クリアのみ。それ以降ないよね?

知り合いに投げつけられたRPG

テキスト・ビジュアル・音楽そのすべてが「ドラッグでもキメてんのか?」と思わせる強烈な世界観が印象的です。

RPG部分は意外としっかりしています。個人的に好きなのは「全滅することで死者の世界(?)に行き敵からドロップしたアイテムを消費して最大HPを上げられる」というシステム。全滅への心理的なハードルを下げてると思います。他にもシンボルエンカウントシステムを取ってるけど倒した敵はリポップしない、という攻略した点がやりなおしにならないとことか。ヘンテコなゲームですが遊びやすさはあると思います。世界観に惹かれたら是非。自分は3時間もかからずクリアしたのでお気楽さもあります。

 

 

ここからはRPG以外です。

9.Ib(Steam)

どこまでやった?……実績「真・ゲルテナ展の完成」取得。ED全種はまだ見てない。

これも知り合いから投げつけられました。

ホラーゲームと聞かされていましたがそこまでホラー要素は強くなく万人が遊べるゲームになっていると思います。どちらかという謎解きADVの要素の方が大きいし。なんならその謎解きも難易度がはちゃめちゃに高いわけでもないし。

特に自分が魅力に感じたのは「話す」コマンドでしょうか。謎を解く・美術品を見つけるにあたって同行キャラが感想を話してくれるのですが、かなりテキストが用意されているように感じましたし、そのリアクションがとても楽しかったです。これをするしないで作品への没入度が間違いなく変わると思うので、ことあるごとに話しかけてみるのがオススメです。

10年前からフリーゲームの雄として名を馳せていてるのもあり、「有料版を買う」といった心理的ハードルはどうしてもあるかもしれませんが、興味があるならネタバレなんか踏まずにまっさらな状態で触れてほしいです(フリーゲーム版は上述の話すコマンドがないのでやるなら有料版で!)。

 

 

10.東方風神録(PC)

どこまでやった?……ノーマル霊夢Aノーコン(動画あり)。

知り合いと「やってみよう」ということになり挑戦した東方原作。自分は主に配信でプレイしました。

難易度としては弾消しのボムを撃てる機会が他作品と比べてもかなり多く、パターンをガチガチに組まなくてもアドリブでの突破がなんとか出来るようになっています。とはいえ弾幕そのものの難易度はぼちぼちあるので、抱え落ち(ボムできるのに被弾してしまうこと)を無くす必要性がかなり大きいです。

音楽も有名なアレンジ楽曲にされているものが多々あり、個人的には初めての東方原作はこれが一番適してると感じました。

 

 

11.東方神霊廟(PC)

どこまでやった?……ノーマル霊夢・早苗ノーコン。

簡単だって聞いたのと曲がテクノで好みなので2作目のプレイ。風神録配信が悲惨だったのでこれは無し。

弾幕の難易度こそ低いのですが、残機・ボムを増やすために「霊界トランス」システムを決め打ちしないといけないのが癖がある要素だと感じました。被弾してしまった場合自動的に「霊界トランス」が発動してしまうため、パターンが崩れてしまい残機もボムも上手く取得できない……となるのもストレスでした。

 

 

12.東方妖々夢(PC)

どこまでやった?……ノーマル咲夜Aノーコン。

3作目。これに至ってはSteamでは配信されてないのでわざわざ同人ショップに足を運んでCDを買っています。

Win版2作目(今年で20周年!)ということで根強い人気があり、音楽も「これあのアレンジ曲の原曲じゃん!」と叫んでしまうこと請け合い。

システムとしては「森羅結界」というものがあり、これの発動中なら一回分の被弾が帳消しになるシステムを取っているためプレイヤーに優しくオススメしやすい作品!と言えるのですが、4面以降の弾幕の癖が強く個人的に凄く苦手だったのであんまりオススメしたくないです。

 

 

13.スーパードンキーコング(Switch)

どこまでやった?……クリアのみ。

Switch Onlineバージョンをどこでもセーブを利用しながら配信でやりました。

SFCとは思えないグラフィック、曲数も多く聞いていて楽しい音楽、動かし甲斐のあるドンキーとディディー、という人気の理由が分かった作品でした。

でも難しいね!!!嫌いなステージ挙げようとしたんだけどキリないです。

 

 

14.スーパードンキーコング2(Switch)

どこまでやった?……クリアのみ。

こちらもSwitch Onlineバージョンをどこでもセーブを利用しながら配信でやりました。これはアーカイブあります。

1からグラフィック・音楽・難易度すべてがパワーアップしている作品で触る楽しさも上がった一方、アニマルフレンドを「使わなきゃいけない」ステージ(前作はあくまでお助け要素で使わなくてもクリアできたが、今作ではアニマルフレンドじゃないと進めないステージや挙句の果てにはそれそのものに変身させられるステージがある)や終盤の超難易度ステージは本当に厳しいものがありました。Switch Online機能の巻き戻し使って練習をしたくらいなので。

 

 

2022裏テーマ

後半挙げたタイトルからも分かるように、2022年は2021年以上に「苦手なジャンルに挑戦してみよう」というのをテーマとしていました。

結果としてぼちぼちクリアはしましたが、東方は1回目のノーコンクリアにどれも20時間弱かけてますし、スーパードンキーコング2は難しくなっているとはいえ1以上に時間がかかっています。あくまで「その作品」の対策は出来ても「ジャンルの地力」は上がってないのを痛感しました。センスがあるプレイヤーではない。

ただ「楽しいと感じる点」は間違いなくあったので、果敢に挑戦するというよりかは、プレイしてた時の苦しさを思い出せないくらいになったときに触ってみる、くらいのスタンスで向き合ってみようと思います。ドンキー3もやりたいし、簡単めな東方もう1作は片付けたいね。

昔からRPGしか触れないのが若干コンプレックスだったのですが、少しずつ解消できたらいいな。

 

 

結局何が面白かったのって話

文句なし!ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」!!!

短評時点で透けていましたね。泣かされているので満足度高すぎました。DQを過去に触ったことあるけど「今更DQ?w」みたいなスタンスを取ってる人も触るべきだと思います。聞いてるか過去の俺。

2022年発売といった点に注目すると「TRIANGLE STRATEGY」を推したいです。先に挙げたシナリオが面白くなるのが遅いという難点こそあれど、SRPGとしての戦闘の歯ごたえにSRPGファンは間違いなく満足できますし、この手のジャンルではお馴染みのキャラロストもないので、難易度設定を低めにすればSRPG入門作にもなり得ると思っています。

 

 

終わりに

2022年は思ったよりRPG崩せてないな~というのが正直な感想です。まあこれらの作品に加えてAC音ゲー(チュウニズム)もやってるし及第点でしょう。

2023年楽しみなのはペルソナ3ポータブル・OCTOPATH TRAVELER IIですね。個人的にリマスター・リメイクされてほしい作品は2022年時点で概ねされたように見えるから今年こそは積みゲー消化をメインにする年にしたいと思ってるけど果たして……?

今年も健康かつ楽しくゲームを遊べたらと思います!

それではまた。Mikuriでした。