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No.5 VOCA/ROCK(ROCK編)

こんばんは。ユグです。ちゃっちゃかコレを書くつもりだったのですが最近眠くて眠くて。

今回の記事は前回の続きです。ボカロシーンを飛び出してメジャーシーンで活躍する人達のことについて書いていきます。

と、その前にボーカロイドをが好きな人達に聞きたいことがあります。

「今もボカロ、聞いてる?聞いてないとしたら、なんで聞かなくなったの?」

まあ100人に聞けば100通りの答えが返ってくると思います。ただ、聞かなくなった人間の理由の一つとして「好きなボカロPが曲を書かなくなった」ってのがあると思うんですよね。

何かしらのきっかけでボーカロイドを好きになって、好きなPが出来て、その人の曲をどんどん聞くようになって……でも急に曲の投稿が途絶えてしまった。ボカロPってその道で食べていくプロって訳ではないから、音沙汰無く急に消えてしまうことがあるんです。

なんとなーくボカロを聞いてる人より、熱中して色んな曲を探してた人の方がボカロ聞かなくなりやすいってなんだか妙ですね。

今回はそんなボカロを聞かなくなった人がメインターゲットです。勿論ロック好きの貴方にも……「もう知ってるよ」なんて一蹴されるかなあ。

それではどうぞ。

 

 

ヒトリエ/wowaka(現実逃避P)

初手から飛ばします。あのワールズエンド・ダンスホールローリンガールの作者、ボカロ界に「まくしたてる早口ロック」の概念を植え付けたり、ニコニコ界全体にも彼の楽曲を使ったMADが多く生まれたりで影響を及ぼした彼、今ではバンドをやって活動しています。こないだUNISON SQUARE GARDENとのツーマンライブがあったりで今勢いに乗ってるバンドではないかと。

wowaka以外のバンドメンバーも元々ニコニコ動画で活躍していた実績があり、まさに「ニコニコうまれさいきょうのバンド」と言ったところだ。(もちろん彼らはそういう風にラベル分けされたくないだろうが、こういった表現の方が紹介するときに分かりやすいと思って)

そんな彼らのインディーズ時代の曲がこちら。

すっごい(語彙力)。イントロからやりたい放題だし早口パートあるし。ボカロ曲でそのままリリースされてもあんまり違和感ないんじゃないのかな。

これが収録されてる「ルームシック・ガールズエスケープ」は随分とwowakaのボーカロイド的衝動の楽曲が多くて非常にこれはこれで聞きごたえがあるアルバムです。ただ、こういう勢い一辺倒なロックを嫌う人もいるのは分かっているので万人に勧められるアルバムではないかな、とも思います。

という訳でもう一曲紹介。

2016年発売のフルアルバム「IKI」のリード曲ですね。このアルバムからwowakaの尖ったボーカロイド的衝動がとても良い方向に昇華されて行った気がします。「変わったな」とも思うし「wowakaの曲だ!」とどちらの側面でも取れるんですね。

もちろんそれまでのアルバムも勢いがあってカッコいいのですが、このアルバムは一皮、二皮も剥けたなあと感じてとても好きです。

 

 

PENGUIN RESEARCH/kemu

ニコニコ動画に投稿したボカロ曲9曲が全て伝説入りしている実績を持つボカロP、kemu。2011-2012のボカロシーンはまさに彼の独壇場と言っても過言ではないと思います。そんな彼の正体はバンドPENGUIN RESEARCHのベーシスト・メインソングライター、堀江晶太PENGUIN RESEARCHの活動歴は2015年からと浅いのですが、2011年頃からボカロシーン以外でも様々なジャンルの曲を書いて活躍していた過去を持ちます。最近ではミリシタのイベ楽曲まで書いててビックリ。

彼らの曲は最新曲から紹介。「バンドやろうぜ!」のキャンペーンソングだそうですが、未プレイなのでどう説明すれば……

個人的にこの曲の特筆すべきところは、圧倒的歌詞センスです。

歌詞の端々からkemu要素を感じるし、止めには「僕らが僕らを超える 復讐劇(Vengeance)」ですよ。これはもう堀江晶太にしか書けない。鳴ってる音もkemuのソレですね、超カッコいい。

マギ シンドバッドの冒険」オープニングテーマ……いやこれも見てないので何も言えない……

とは言えこれもやっぱり歌詞のセンスが秀逸。さっきよりはゆったりした曲とは言えますが、まあまあ早い方ですよね。アルバムにはもっとゆったりした曲もあるので是非聞いてほしいです。「敗者復活戦自由形」がオススメ。

 

 

CIVILIAN(Lyu:Lyu)/ナノウ(ほえほえP)

ぶっちゃけボーカロイドとか抜きで僕のメッチャ好きなバンドです。てかバンドを好きになってから調べたら元ボカロPだったのを知った感じです。

そんなことはさておきボカロPナノウの紹介を……と言いたい所ですが、特筆することがないんですよね。伝説入りこそ2曲あれど紹介した上2つのバンドが強すぎて。

ただ音楽性は全然違いますよ!

改名前Lyu:Lyuとしての最後のシングル曲。歌詞が重い。ただどこか願いや祈りのようなものが含まれているこの感じ、とてもお気に入りなんです。

音がサビにつれて増えていくいくのも歌詞の内容に相まってすごく刺さる人には刺さるんじゃないかな、と思います。

一転改名後(メジャーデビュー後)はアップテンポなロック曲も増えてきました。でも歌詞のスタイルは変わらず、と言ったところ。

メジャーデビュー後初のアルバム「eve」はナノウ時代のカバーもあることからCIVILIANらしさもナノウらしさもあるハイブリッドなアルバムになっているので是非。

 

 

Brian the Sun/うしろめたさP

いやうしろめたさPって誰だよって声が聞こえてきそう。上3つのバンドとは紹介する趣旨が違うんですよ。

何故ならBrian the Sun、2013年に1stアルバムを出す一方、同年Voの森良太がうしろめたさPとして活動を始めたという他に類を見ないバンドなのだ。

という訳でそんな1stアルバム・うしろめたさPとしての楽曲から1曲ずつ紹介していこうと思う。

こちらがうしろめたさPとしてのデビュー曲。ストレートに聞きやすいロックにぽくぽくと木魚のような音のアクセントとは真逆の「初音ミク」の曲だなあ、と思わせるオタクっぽい歌詞。アンバランスなようでマッチしている曲。

同じく2013年リリースのBrian the Sun楽曲。エモい。特にメロ。うしろめたさPの曲聞いた後でこれ聴くとビックリする。

最近ヒロアカEDだったり甘々と稲妻EDだったり3月のライオンEDだったり、タイアップがじわじわ増えてきたこのバンド、これを機にもうちょっと聞いてみようと思います。

 

 

神様、僕は気づいてしまった/???

デビューこそ2016年であるものの、2017年のシーンをかっさらって行ったイメージがある「神僕」。

恋ダンスで話題になった「逃げ恥」の後枠「あなそれ」。方向性は違えど負けず劣らずヒットしたそれのエンディングテーマが、これ。

ドラマに限らずいろんなところで耳にした(個人的な感想)。特徴的なハイトーンボイスボイスとドラマに即した攻撃的な歌詞。1分ちょっとでサビに入る構成もまた見事です。タイアップが無くとも売れたバンドなんじゃないかなあと。

2017年7月にリリースされたセルフタイトルのミニアルバムは7曲中6曲が1分前後でサビに入るという超攻撃的なものに仕上がっている。前述したヒトリエの「ルームシック・ガールズエスケープ」よりも凄い。

ところでなんでこのバンドを紹介するのかって?バンド名で検索したら分かると思います。一応名前伏せてあるけど分かる人にはすぐ分かりますからねえ……。

 

 

おわりに

以上5バンドをかるーく紹介させていただきました。

ボカロ出身者バンドだからと言って甘く見ることなかれ、曲風も全然違って面白いかなあと思います(ただどれもBPMは早めだね)。

バンドという形にこだわらないなら最近はバルーン(須田景凪)やEveも歌って活動してるしそういう方面から攻めてみるのもアリだと思います。

ボカロを聞いてた人にロックの入り口として紹介しましたが、これ以外にも幾らでもロックへの入り口はあると思うんですよね、例えば最近は深夜アニメのOPEDに意外なバンドが採用されたりしますからね。amazarashiなんか東京喰種のEDしてからすっごい知名度伸びたと思います。

ボカロもロックもどちらも良い所はあるし、音楽好きなら多ジャンル楽しんでみるのは如何?と言う話でした。

さて次の記事ですが、なーんにも決まっていません。白紙。お題募集と言いたいが迂闊に言ったらヤバい気がする。

思い立ったことを適当に書くかもしれませんし、ブログに書けるような出来事が起こるかもしれません。バンド話をもうちょっと堀りおこしたい気もしますけど、YouTubeに全然正規のMVが上がってないとかで大変なんですよね。

まあまたいずれ会えることを祈って。それでは。