どうも。ユグです。「2019年はブログ月1ペースで更新したいな~」とか言ってたのに、今年7記事しか上げられてない現実から目を背けようとしてます。今から4記事追加するなんて無理でしょ……。とはいえ2019年が終わるのはどうしようもない事実。それならそれで「振り返り記事」で楽に記事数を増やそうという魂胆です。
というワケで今記事では、私ユグが「2019年発売のCDを中心に今年買った音オタクグッズを」振り返っていきます。こういう風に書くってことは振り返るのはCDだけじゃないしなんなら2019発売じゃないのもあるってことですね~。
それではやっていきましょ。
・PELICAN FANCLUB「Boys just want to be culture」
はいもう2019年発売のCDじゃない。開幕からトバして行く男。
きっかけとしてはたまたまYouTubeで「Telepath Telepath」を聞いたってこと。その時に感じたのは「どこか懐かしい、けどちゃんと新しい王道邦ロック」。初めて聞くのに、サウンドの雰囲気がどこか懐かしい、でもちゃんと新しい。聞けば聞くほど、ギュッと詰め込まれている自分の好きなロックの要素に虜になりました。
折角だしこの曲が収録されてるアルバムを買うか~となっていざ聞いてみると、2曲目の「ハイネ」は割とダークなサウンド、「ヴァーチャルガールフレンド」や「ノン・メリー」で綴られる奇妙な愛の言葉。作る曲の方向性が豊富なのもまた魅力的だな~と。
個人的に一番好きなのは「VVAVE」!ドラムの音だけから始まってサビで全部の音が乗って爆発するあの感じ、堪らん。
今年リリースされた「三原色」はアニメ「Dr.STONE」との初のタイアップで、益々勢いが上がっていきそうなバンド。今後も期待できそうで楽しみ~。
・有形ランペイジ「有ル形」
有名ボカロP「sasakure.UK」がバンドを組んだ「有形ランペイジ」。バンド自体は2011年から存在していたのですが、このメンバーで再始動後は初めてのアルバム。てかこれも2018年のアルバムだな……。
買ったきっかけとしては有形ランペイジ主催の「新世界秩序#3」を見に行ったときに、目当てはCIVILIANだったのにも関わらず有形ランペイジに圧倒されてしまって。sasakure.UKの変拍子曲を生音で聞けてタオル振り回して踊れる幸福感たるや……!
さてアルバムの話に戻ります。全10曲中5曲がインスト、5曲がボーカル曲(ボーカルは全員違う)。
タオルを振り回した「ネバーランド」、ささくれ曲では意外と珍しい(?)男性ボーカルのダンスナンバー「ウィークエンダーの憂鬱」とか良い曲色々ありますが、やっぱり一番の目玉は再構築された「Jack-the-Ripper◆」でしょう!地鳴りみたいなドラム、唸るギター。原曲の発表は2009年と、10年前の曲であるにも関わらずこんなパワフルにリメイクされたこの曲は必聴。是非。
・松井恵理子「irouta」
推し声優のCDなので買いました。以上……ではまあ終わらせないんですけど。
音泉さんで絶賛配信中の「松井恵理子のにじらじっ!」のオープニングテーマとして、松井恵理子さんが作詞、デビューアルバム「にじようび。」で作詞を手掛けた「天才声優」馬渕由妃さんが作曲して新たに書き下ろされた「irouta」がCDになった!というお話です。
松井恵理子さん、こういうストレートロック調とした曲ホント似合いますよね~。「ココニアルモノ」(「にじようび。」収録)とか、アニ雑団のカラオケ回で歌ってた「リライト」とか聞くと本当にそう思います。
とは言え!今度制作されるらしいエンディングテーマは!しっとりした曲調も聞いてみたいな!!!と思うオタクなのでした。
・THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Spin-off!「オウムアムアに幸運を」
THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS Spin-off! オウムアムアに幸運を
- アーティスト:歌:一ノ瀬志希(CV:藍原ことみ)、神谷奈緒(CV:松井恵理子)、黒埼ちとせ(CV:佐倉薫)、佐藤心(CV:花守ゆみり)、的場梨沙(CV:集貝はな)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: CD
ある程度の詳細は限界オタクになった前々回の記事の僕が喋ってくれてるので割愛。
やっぱり聞いた感想としてはデレとか担当が居るとか抜きに名曲だと思います。踊れる80'sレトロフューチャーロックですよコイツァ……!
歌唱メンバーは属性バラバラなのでソロVer.の聞き比べもかなり楽しいですし、Anime Ver.は既にアニメ見た人なら「あのシーンを印象的にしたいからこういうフレーズが追加されてるんだな」とニヤニヤ出来ること必至。パート分けも違うしね。
・Dirty Androids「Decade Archives」
BEMANIシリーズに曲提供しているコンポーザーで「オシャレ枠」なのは誰?そう聞かれたら僕は間違いなく「Dirty Androids」と答えます。
そんなDirty Androidsが2019年M3秋で発売した、自身初のベスト盤。そんなベスト盤が!?CD2枚組で新規曲にRemixも入ってなんとお値段2500円ちょいで買える!?!?買わない手はないでしょうよ。
都会の喧騒もこれを聞けば特別な風景に変えられる気までする、そんなオシャレを体現した名曲揃いです。良いアルバムだな~。
・ネクライトーキー「MEMORIES」
ボカロP「石風呂」が「朝日」としてギターをやってるバンド、「ネクライトーキー」。朝日本人がボーカルを務める「コンテンポラリーな生活」と違い、ネクライトーキーは女性ボーカルなんですよ。石風呂楽曲、かなり物騒な詞を擁してるのにそれにポップな女性ボーカルが乗っかるそのギャップというか、化学反応が凄く面白くて。
ライブ映像ってのもあると思いますが「夕暮れ先生」とかすんごいですよ。ポップなボーカルが感情むき出しで泥臭い詞をぶつける様がカッコいいんだ。騙されたと思って聞いてほしい。
来年いよいよメジャーデビューということでメジャーになってもこの物騒な詞でシーンを掻き回してくれるんだろうな~と超楽しみです。
・フジファブリック「FAB LIST1」
リスナーによる人気投票で作られた「志村正彦時代の」フジファブリックベスト盤。
志村フジのシングルベスト盤は過去に「SINGLES 2004-2009」としてリリースされましたがこれはファンベストなのでアルバム曲も入ってるんですよね~~~!!!!!選ばれたアルバム曲も絶妙、聞きごたえ抜群。まさに「志村フジファブリック入門編」にふさわしいアルバムに仕上がってます。
その上なんと初回限定盤は2005年のTOUR RAINBOW OF SUMMER 2005のライブ音源が!2005年のライブ音源、アンコールまでしっかり良く残ってるよな……。
そんな初回限定盤は通常盤から700円足しただけの3500円で買える!?限定盤にしない手はないでしょ。
・フジファブリック「FAB LIST2」
山内フジは志村フジと比べて、音の規模っていうかスケールみたいなものがとにかく広くて。壮大な楽曲~みたいなのが収録曲の中にも多いんですよね。でもそれ一辺倒じゃなくてどこかひねった曲なんかもそれ同等数あって。山内フジを聞いていると、志村は亡くなってしまったけど、フジファブリックっていうバンドの中に志村は生きてるんだな、とハッとさせられる瞬間みたいなのがあるんですよ。本当に良いバンド。
自分は志村フジを聞いてから山内フジを聞いたけどこっちのFAB LIST2で山内フジを聞いてから志村フジを聞いてみるのも面白いかも!
初回限定盤は惜しくも投票から漏れてしまった曲のライブ音源を中心にして収録……ってそれ実質曲数2倍だよね!?それなのに値段は700円しか変わらない3500円で買えるってマジ!?限定盤買わない択、無いでしょ。
・フジファブリック「FAB BOX III」
志村正彦生前最後となった「CHRONICLE TOUR」、「デビュー5周年ツアーGoGoGoGoGoooood!!!!!」の映像が収録されたDVD。このご時世にDVDっていうくらいだから、ぶっちゃけると音は一部割れてるくらい悪いし、画質もそこまで良くない。
でも、そこに志村正彦が生きているのが全てだった。のびのび歌う志村に合わせてメンバーが楽しそうに演奏していて、だらりとしたMCがあって。その事実に胸が締め付けられました。自分がフジファブリックに出会った時には、志村は既にいなかったから。
あの頃の志村と今の3人が描かれたアートワークもニクい演出です。愛が詰まってる最高の映像作品でした。
・PENGUIN RESEARCH「それでも闘う者達へ」
予想以上に良かった。
バンドの追っかけオタクをそれなりにやってるんですけど、「この曲はまあ好きだけどアルバムはそんなでもないな~、でも次も一応聞くだけ聞くか」みたいな惰性での追っかけって結構やりがちなんですよ。PENGUIN RESEARCHもその一種で。
いやでもこのアルバムはメチャクチャ良かった。突然バンドが開花したのか、それとも自分が気付いていなかったのか。
表題の「それでも闘う者達へ」をはじめとして、とにかく全曲が愚直なまでに真っ直ぐ。聞く者の背中を「押す」というより「蹴っ飛ばす」に近い今アルバムは、表現するなら「聞く少年漫画」。歌う人間によって曲のコンセプトをしっかり変えてくる堀江晶太は天才だなと。
一番好きなのは「ドブネズミ・ザ・ナイトクルーザー」。サビで歌われる「小生かつてゴミ屑 が なんだかんだ今踊ってます 見ろ こんな奴でもピンピンしてんだお前は大丈夫」って歌詞、あまりに背中を蹴っ飛ばしてくれる……!
・BUMP OF CHICKEN「aurora arc」
ライブ「aurora ark@東京ドーム」参戦しました。詳しくはこちらで。
いやあ待ちました、年月にして3年と半年弱。その間発表され続けるタイアップ曲。その数10以上。いやアルバムっていうより取りあえずシングル集みたいにして終わってしまうのでは?
……なんて震えてたら新規アルバム曲は2曲(うちインスト曲が1曲)で終わりな今アルバム。タイアップ曲だらけのせいでアルバムそのものはこじんまりとしちゃってる感じはどーも拭えません。
昔みたいに直球な歌詞や無骨なギターサウンドではなくなった今アルバム(この言い回しCOSMONAUTくらいからやってるんじゃないかな)ですが、ライブ記事でも述べたようにBUMP OF CHICKENの音楽が持つ熱みたいなモノは変わんないんですよ。
アルバム全体っていうよりかは好きな曲1曲見つけてその曲を愛してあげてください。実質シングル集だし。サブスクも解禁されたから、それを利用した過去曲との聞き比べも面白いと思います。
……これホントにCD紹介記事か?
・サカナクション「834.194」
ガチのマジで最高だった。
前作「sakanaction」から6年ちょい、コアなファンから、そこまでではない人まで誰もが待ち続けたアルバムだと思います。
既にシングルカットされていた曲にすんなり染まって負けないアルバム曲たち。2Discの曲分けも「曲数増えたから取りあえず2枚にしました」っていうのでは一切なく、完全に「色が違う」。完璧。そんな2Disc故東京札幌2Verを楽しめる「セプテンバー」。文句の付け所が一切ない。
個人的に一番感動したのは『「新宝島」を超えられないからサカナクションはアルバムを作れない』なんて噂が出てたのに、それに負けないキラーチューンの「モス」を「新宝島」の直後に置いてきたこと。超カッコいいでしょ、痺れる。
・ヒトリエ「HOWLS」
前作「ai/SOlate」から1年ちょい、フルアルバムという点から振り返ると「IKI」以来なので2年ちょいぶりの今アルバム。
思えば「ワンミーツハー」ぶりのタイアップ曲、「ポラリス」をリード曲として引っ提げた今アルバム、今までの「ヒトリエらしさ」をベースにしながらも「SLEEPWALK」のような変化球やVo.のwowakaが「初めてこの自分を書いた」とコメントした「青」など、アルバムをリリースするにつれ曲のバラエティがどんどん富んできているな~といった感想。割と重苦しい「青」の後に、「必ず終わってくこの命でさえも このまま超えてゆけ」と爽やかに歌い上げる「ウィンドミル」が個人的には一番好きです。
そんなVo.のwowakaは今年亡くなってしまって。アルバムはどんどん良くなってたから、今後のアルバムも滅茶苦茶楽しみだった。「社会人になったら行けるライブは行きたいな~」とか思ってたせいで、結局彼のステージは見れずじまいで。なんだかなあ。悔しいなあ。
・ヒトリエ「HITORIE LIVE TOUR UNKNOWN 2018 "Loveless"- 2017 “IKI"」
そんなヒトリエが2017年に行った「IKI」ツアーと2018年ツアー「Loveless」の映像がセットになってwowakaの誕生日である11/4に発売された今作品。
音源と遜色ない歌声、演奏の超絶技巧は勿論、兎に角熱くてカッコいい作品でした。
「IKI」ツアーの方は、アルバム「ai/SOlate」の初回限定盤にライブCDとして収録されていた内容と同じではあるものの、映像付きで見るとやっぱり違うな~と感じるなど。
「買ってくれ!」とまでは言わないけど「リトルクライベイビー」は聞いてほしい、あの熱を感じてみて欲しいです。ホントに。
以上14枚でした!まあ今年発売じゃ無かったり映像作品も混ざってたりするのですが。
来年もこのスタイルの記事やりたいですね~!まあもっと買いまくって30枚くらいになったらしんどいけど!!!
あと来年はレビュー記事の文才はもうちょっと上がってることを祈ります……というか努力します……頑張ります…………!
それではまた。ユグでした!