明日の話は、明日しよう

今を生きるのに精一杯

No.10 36度5分の体温と、17歳

どうも。ユグです。

年内に1本くらい記事を書いておきたいなあと思い、キーボードを叩くことにしました。最近論文として20000字弱を打ち込む機会があったので、それよりかは文体とか文章の整合性とかを気にせず書けるやろ~と軽い気持ちでやっていきます。何卒。

前置きはここまでとして、今回のテーマはコレ。

 そうだよ。デレマスカバー曲リクエストだよ。ブログタイトルに「17歳」って書いてる時点で察しがついたオタクもいるのでは。という訳で、神谷奈緒のカバー曲を全力で考える記事になって行きます。

Twitterに応募フォームのスクショを貼るだけで済ませようなんて思わなかった。2018年の神谷奈緒を振り返りながら、「音のオタク」としてカバー曲について語るハイブリッド記事をやれるのは僕くらいじゃなかろうか、と妙に気持ち悪い自信を持ちながら書けて行けたらなあと思います。

 

 

・一陣の情熱

2018年の神谷奈緒を語る上でこの「[一陣の情熱]神谷奈緒」はもう欠かせないでしょう。本家デレマスの方で「蒸気公演」がやってたけどそれはやれてません……申し訳ない……。

アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(以下デレステ)」で約2ヶ月に1回周期で行われている「シンデレラフェス」。ガシャで当てられる最高レアSSRの確率が1.5%から3%に跳ね上がる、まさにシンデレラの魔法のようなガシャです。もちろんSSR率が上がるだけではなく、それに伴って限定の新SSRが追加される、というのはお決まりです。

さてシンデレラフェスを振り返ると第3回から第5回は新SSRが3枚ずつ追加、第6回から第13回までは新SSRの追加は1枚(例外として、第10回は新SSRの追加は2枚だった)となっていました。

 

と、なると第14回シンデレラフェスも1枚の新SSRの追加で終わりだろう。僕はそう思ってました。実際、TwitterのTLも「Cool属性アイドル1枚」のみの追加前提で話題が進んでいたように記憶しています。

そしてやってきた第14回シンデレラフェス。新アイドル追加、のカットインと共に登場したのはTwitter等の予想とは大きく異なる「[憧れへのステップ]乙倉悠貴」。

この1枚で終わりか。ガシャも特に引かずに済むだろうな、と思った次の瞬間。

まさかの2枚目の登場。普段デレステをサボっていたのでスタージュエルの貯蓄などあるワケなく、家を飛び出て魔法のカードを買いに走ったのはいい思い出です。因みに第15回シンデレラフェスは新SSR追加1枚でした……何故?

 

まあそんな衝撃を僕に与えながら追加された「[一陣の情熱]神谷奈緒」は、それまでの神谷奈緒SSRとは明らかに違う「カッコイイ系」のカードでした。

僕の以前の記事「No.7 等身大の、17歳」を読んで貰ったら分かると思うんですけど、僕は彼女のことをただただ「可愛い女の子」と認識している訳ではなくて、「どこかにいるかもしれない17歳の女子高生がアイドルとして輝く姿」を楽しんでいる節があります。(いやもちろん奈緒はメチャクチャに可愛いけども)

そんな僕の目の前に現れた一陣の情熱は、ありふれた等身大の17歳が「アイドル神谷奈緒」として完成されていく様を見せつけてくるようで。

 

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制服姿の特訓前。親愛度エピソードで「走る準備は出来た」と語ってくれて。

 

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ドレス姿の特訓後で「トップへ」、なんて言う。

初期Nが「あたしがアイドルなんてなれんのかよ……無理じゃないかな……」と言っていたのがまるで嘘のよう。

前記事で「[Trinity Field]神谷奈緒は彼女を語る上で欠かせない」と書きましたが、それと同じくらい、この「[一陣の情熱]神谷奈緒」も彼女の魅力を伝える上で欠かせないと思っています。

どうせまた元旦からデレステはシンデレラフェス&無料10連を開催するに違いないから、この記事を読んだ人は是非狙ってみてほしい。

 

 

・Sugar!!/フジファブリック

ここまでは2018年に追加された神谷奈緒の話。ここからがカバー曲の話。すなわち本番。「36度5分の体温」の部分。

まあここの見出しにも書いているように、僕が彼女にカバーしてほしい(イメージソングと言っても良いかもしれないけど)曲は、フジファブリックの「Sugar!!」。

これはこのカバー曲の話が出る前々、「[一陣の情熱]神谷奈緒」を入手してから、その台詞の節々から思いついていたことです。

何よりサビの「全力で走れ 全力で走れ 36度5分の体温」「上空で光る 上空で光る 星めがけ」って歌詞よ。凄くない?一陣の情熱すぎない???

 

神谷奈緒という女の子、全力で走って欲しいし、時々僕らプロデューサーの方を振り返ってニマっと笑って欲しいし、甘酸っぱくてしょっぱいけどなんか悪くないティーンネイジャーを過ごして欲しいし、胸張って「大好きだ」とステージで叫んでほしいし、そして何より星──シンデレラガールめがけて走り抜けてほしい。

 

2018年シンデレラガール総選挙、神谷奈緒は総合16位(Cool内7位)と順位は前年の15位から1つ落とした結果になった。

頭ではわかっていた。デレマスのみならず、デレステからの投票も可能になったことで、今までの「新規ボイス争奪投票」的な側面から「キャラクター人気投票」的な側面を持った今回の総選挙で、他の人気アイドル達と争いながら、1つしか順位を落とさなかったのはよく頑張った方だ。

でも、それでも、悔しかった。

僕は彼女に1つでも上の景色を見せてやりたいし、最終的には彼女をシンデレラガールにしてやりたい。「応援してくれる人たちのため」、トップを目指そうとする彼女を。

そんな17歳まっしぐらを行く彼女の為の曲として、「Sugar!!」はピッタリなんじゃないかな、と僕は思うのでした。

 

Twitterなんかを眺めていると、奈緒がアニメオタクだから~とか恥じらい乙女だから~といった観点からカバー曲を選んでる人が多くて「そりゃそうやんなあ」って思いました。なんてったってjewelriesの奈緒のカバー曲「君の知らない物語」だからね。

まあただ、僕は生憎「音のオタク」なので。捻くれて逆張りしたがる生き物だから、こういった観点からカバー曲を決めましたというお話でした。

 

 

・ロックンロールは誰のモノ

ここで急に文章の流れをぶった切るんですけど、「ロック」ってどんな感じのものを思い浮かべます?

「なんとなく怖そう」とか「文化祭でイキってるアレ」とか「Twitterのbioにバンド名を無限に並べてるヤツ」とかを想像しがちですけど、たぶんそれはたまたま表面化してしまった陽キャ的な「ロック」。実際は地味で暗くて、うつむいたヤツの為の陰キャ的な「ロック」の方が本質的だと、僕は思っています。

まあこれ「ロッキンユー!!!」の受け売りなんですけれど。

僕も中学生の頃、そんな陰キャ的なロックに刺されて、今もそれに多大な影響を受けて生きている訳ですけれど、もしかしたら神谷奈緒にもそれが当てはまるのでは……?という考えが僕の頭を過った。

だって神谷奈緒NIRVANAのTシャツ(家でしか着ないTシャツ)着てるじゃん。いや著作権とかの事情で変更されたけども!

だとしても趣味のアニメ鑑賞のOPEDでロックに触れてるかもしれないし、初期Nの自己肯定感の低さから既にロックに刺された後かもしれない!!!

流石に無茶言ってるな、と思いながらこの文章を打ってるんですけど、神谷奈緒とロックの相性は悪くないと思っています。Neo Beautiful Painみたいなカッコいい曲を歌いこなす彼女なら、キャラソン的な脚色の無いストレートなロックだって歌いこなしてくれるんじゃないかな。中の人の「ココニアルモノ」も凄くかっこいいしね。

 

 

・おわりに

ユグという人間のオタク的側面欲張りセットな記事で2018年を締めくくれて良かったです。

神谷奈緒、見る人によってそれこそ虹のように様々な色を見せてくれるアイドルだと思っていて、本当に見ていて楽しいなって。来年はどんな色を、曲を届けてくれるのでしょうか。今からすごく楽しみにしています。もちろん受け取る側だけでなく、シンデレラガール総選挙も頑張りたいですね。

そして邦ロック。このブログでもかなりの頻度で話題にしていますが(それ以外に自信をもって話せる話題があまりない)、この記事に限らず紹介した曲を一瞬でも読んだ人が聞いてくれたら、それ以上に嬉しいことはないです。

よく「自分が知ってる優越感が好きで、バンドは有名になって欲しくない」みたいな感情がYouTubeのコメントやTwitterに流れていますが、僕は全然そんな風に思いません。僕が好きなモノを、もっと多くの人に知って欲しいと心底思います。「好き」の感情共有は楽しいから。

来年もぼちぼちブログ更新できたらなあと思っていますが、思い通りに行かないのが人生なんだよな。

それではまた。よいお年を。