明日の話は、明日しよう

今を生きるのに精一杯

No.17 東京、オーロラ、僕のヒーロー

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※当ブログはBUMP OF CHICKENの2019年ツアー「aurora ark」東京ドーム公演1日目のライブレポ記事ですが、単純なライブレポではなく私ユグの自分語りがまあまあ含まれたライブレポであることをご留意ください。

 

 

 

中学二年生。土曜日。

部活の午前練が終わると各自ご飯を食べてから、僕の家に集まってデュエルマスターズをやるのが常だった。決して上手くなろう、という目的でやってた訳ではない。ただただ楽しく遊べるものであれば、何でも良かったんだと思う。

そんな遊び場には、契約してないのに何故か映るスペースシャワーTVがあった。中学二年生という多感な時期だ。僕らは身近な娯楽として音楽に触れたがった。今は亡き「にこさうんど」を使って、落としてきたゲーム音楽PSPから流すのも一時期流行ったけど、結局はスペシャがBGMとして落ち着いていた。

そんなある土曜日。スペースシャワーTVのランキング上位から流れてきた曲。

「始まりを考えても意味が無い ありふれた答えしか出てこない」「道徳と規則の中で へらへら頑張るしかないよ」「気にする程見られてもいないよ 生まれたらどうか生き抜いて」「周りが馬鹿に見えるなら 生き難いなんて事もないでしょう」

なんだこの歌詞は。今までテレビ番組で聞いたようなワケが分からないラヴソングでもなく、音楽の授業で触れた歌謡曲や合唱曲でも無く、アニメの要素をガツガツに入れたアニメソングでもなかった。なんなんだ、これは。

「これユグの為の歌じゃねえの」なんて友達が言う。「そんなことねえよ」なんて笑って返せなかった。BGMとしてただ点けていただけのテレビに、目を見開き、耳を澄まし、齧りついていた。今まで耳から耳に抜けていっていた音楽を、初めて凄いと思った。

これは僕の為の歌なんだ。彼等は「自分のために歌われた唄など無い」とも歌ったけど、そうは思えなかった。中二病に片足突っ込んで、捻くれ拗ねていた僕に、その曲はグサリと刺さってしまった。

「モーターサイクル」と名付けられたその歌を演奏していたBUMP OF CHICKENに、僕は惹かれていったのだった。

 

 

そんな出会いからBUMP OF CHICKENは3枚のアルバムをリリースした。

「RAY」。「Butterflies」。そして「aurora arc」。

「RAY」は最高だった。タイアップ曲はどれも豪華だったし、ラジオでかなり早い段階から解禁されたリードトラックの「ray」をはじめ、アルバム曲はバラエティ豊かでかなり良かった。

「Butterflies」は……どうだろう。タイアップ曲に混ざり合うアルバム曲のEDM色がかなり強くて困惑した。

「aurora arc」はもう発売前からずっとヒヤヒヤしてた。そもそもアルバムが発売されるのか(シングル曲が10曲以上溜まってた)、発売されるとしたらアルバム曲はどうするのか、まさかの2枚同時発売なんてのもあり得るのか、と考えてたらまさかのアルバム曲1曲での発売。聞いてみると「いやタイアップで求められてるものが似通ってるから似通った曲が多くなるのは当然だよな……」といった感想しか出なかった。惹かれる曲は何曲かあったけども。アルバム全体の雰囲気は妙にこじんまりとしていた。

BUMPが変わったのか。それとも自分が他のバンドに夢中になり過ぎたのか。あんなに惹かれたBUMP OF CHICKENから、少し距離を置き始めてる自分が居たのだった。

そんな2019年11月3日。僕は東京ドームに居た。思えば人生2回目の東京ドーム。

1度目の来訪目的はBUMP OF CHICKENツアー「WILLPOLIS 2014 FINAL」、そして2度目の今回の目的は、BUMP OF CHICKENツアー「aurora ark」。

5年ぶりに、彼らに会いに来たのだ。

 

 

はい前置き終わり!こういう文章書かないと死ぬ病気なんです!!!

aurora arc発売前~発売直後はBUMP OF CHICKENに対する謎の不安が頭の中をぐるぐるしてしょうがなかったんですけど、いざライブ当日(というか前日のチャマのツイート見てから)は楽しみでしょうがなかったですね!!!

そんじゃ開演までのハイライト行ってみましょ。

・「WILLPOLIS 2014 FINAL」は物販を同行した友達に任せたので、初の物販チャレンジ。午前中には着いて並んだけど、流石は100台超の物販レジ。2時間せずに買えました。当時は高校生だったのもあって全然買えなかった(シャツとキャップのみ)けど、今回は思う存分買いました。フーディーLサイズにしちゃって馬鹿デカかったけど暖かくて最高~!これはそんなフーディーを着てうきうきのぼく。

・今回は2枚で応募してたので相方として音楽が好きな(でもそんなにBUMP OF CHICKENに詳しくない)友人を召還。そんな彼は普段着だったんですけど、逆にそれが浮くくらい東京ドームシティは今回を含めた過去グッズに身を包む人だらけ。比較的最近のPATHFINDER、BFLYはもちろん、ホームシック衛星(10年前!)のツアーTを着てる人も。皆それぞれの歴史を持って来てるんだなあ、凄いバンドだなあと改めて実感。

・年齢層自分よりちょっと上だったかな?メディア出演のたび「中高生に人気のバンド!」って紹介されてるイメージだけど……。あとその年齢層だからカップル多いのも頷ける。

・アルコールOKなので、開演前に野球シーズン外なのに売り子さん居たの面白かったです。僕もアルコールに強かったらハイボールで最高になってから臨みたかった。

・もうすぐ開演だからトイレ行かないとな~って待機列並んでたら突然のサウンドチェック!ドラムが鳴り響き、「極めてBUMP OF CHICKEN的な」ギター(jupiterの頃のギターサウンドっぽいんです)(これ友人には伝わりませんでした)!もうこれだけでテンション最高潮です。たまらんね~~~!!!!!

 

 

そんな幸せなサウンドチェックの時間も終わり、照明が落ちる。響く歓声!

1.「aurora arc」

いきなり楽曲じゃなくてインストから始まるの、すっげえワクワクしますね!!!映像もステージ裏で四人が円陣組んでる(LIVEって書いてたけどLIVEではないと思う)のアツかった、これから出てくるんだな、ああいよいよ始まるんだなって。ジェットコースターが昇ってる時みたいなあの感覚。

思えばWILLPOLISもツアーの為に制作された3Dアニメと共に「WILL」が流れて始まったけど、BUMPのインストはメチャクチャ良いですね……。これから毎アルバム用意しておいて欲しい。

 

2.「Aurora

はい、私はここで泣きました。いやもう憧れのBUMP OF CHICKENが目の前にいるんですよ。泣かないワケないでしょ。5年前も開幕から泣きました。何も成長していない。

今アルバムのリード曲なんだろう……?って思ってたけどどう考えてもこれですね。タイアップだったことに引きずられ過ぎていた。

曲名通り、照明がオーロラになっていて「東京ドームにオーロラ!」って感動したし観客の持つPIX MOB(光るリストバンドみたいなもの、入場の際に配られる)がそれぞれ別の色に光っていて、それもまた本当にオーロラみたいでした。

「もう一度 もう一度 クレヨンで この世界に 今こそ さあどうぞ 魔法に変えられる!」ってフレーズがやっぱり好きですね……ここ歌いたかったなあ。

 

3.「虹を待つ人

攻めるセットリストだなあ~~~と思うなど。「RAY」以降の方向性を決めた楽曲だと思うし、本当にライブ映えする楽曲だと思います。みんなでサビ歌えるし藤くんが煽ってくるしで堪んなかったですね……。

因みにこの曲でも引きずって泣いてました。

 

4.「天体観測

いきなりのこのイントロに、「え!?え!?もうやっちゃうの!?!?」ってなって天パって泣きました(WILLPOLISはオーイェーアハァンの練習をしたしかなり終盤の曲でした)。泣きすぎ。セットリストが攻めすぎなのが悪い。

この曲もみんなで歌えるようにラスサビ振ってくるんだよな~~~大声で歌いました。

 

ここまで続けて演奏、一旦ステージ暗転。涙をどうにかひっこめました。

 

5.「月虹」

初めて聞いたときは「最近のアニソンBUMP路線とはちょっと違う曲やんな~」くらいの感想しか持てませんでしたが、ライブで観た聴いたこれは違いました。

PIXMOBの光、赤色だったんですよ。BUMPの曲で赤モチーフの曲ってあんまりないなって。モニターの映像も赤だったしなんなら炎の演出まであったし。その赤を歌で表現する藤くん。とても印象的で曲に対するイメージが変わりましたね……あ、あと歌い終わりと演奏の終わりで2回拍手が起こったの、面白かったです。

 

6.「プラネタリウム

腕横に振って僕らにそれを促しながらニコニコしてるチャマ、メッチャ良かった~~~!!!!!それに尽きる。

よーく聞くと歌詞めっちゃ重たいしなんなら変態チックでもあるんですけど、藤原基央が歌ってPIX MOBが光って、っていう幻想的な景色と両立するんですよ。凄い空間でした。メチャクチャ良い曲。

 

7.「Butterfly

「生きるのが辛いって人も、死にたいって人も、この曲で踊ろうよ!(うろ覚え)」といったチャマの掛け声から始まったこの曲。

段階を踏んで盛り上がっていくキラキラ光るEDMサウンドに美しくも切ない歌詞、踊れもするけどじっと聞き入れることも出来るのが凄いなあと思いましたね。というかアウトロがあんなに伸びるとは思いませんでした。素で聞く分にはちょっと長い曲だよなあとか思ってたけど、ライブで聞くこの曲のアウトロは多幸感に溢れてて、終わって欲しくないなあなんて思ってました。

あとアウトロ中メンバーがステージを花道を跳ねてたの可愛かったし元気貰った。

 

8.「記念撮影」 

前曲の「Butterfly」のアウトロに秒針の音が重なっていく。だんだんアウトロがフェードアウトしていった秒針の音が強調されていく。モニターに「日清 HUNGRY DAYS」の文字。

と、言うことでその日の午前に公開されていた「HUNGRY DAYS × BUMP OF CHICKEN」のMVを背後に流しながらの披露になりました。

特段ワンピースが好き!というワケじゃない自分でもスッと受け入れられたので、個人的には良い演出だったなあと思います。Butterflyの多幸感の後に聞かせる記念撮影、凄く染みましたね……良い曲だ……。

 

9.「話がしたいよ

続いても聞かせる曲のこちら。

音源で聞くよりもサビの「君がここにいたら 君がここにいたら 話がしたいよ」のフレーズが力強く歌われててブッ刺さりました。

すっごい今更なんだけどライブの藤くん、音源よりも力強く歌って叫んで煽って……ってしてくれるのすっごく格好良いんですよ。アップテンポな曲は盛り上がるしバラードは更に聞かせる力が強くて。

 

ここでメインステージからホームベース側の小さなステージ(通称:恥ずかし島)に移動。

ヒロ「こっちのステージに来ると3Fの皆の顔もバッチリ分かる……気がする」

藤「なんでそんな自信なさげなの(笑)、『バッチリ分かるぜ!』くらい自信もって言いいなよ」

ヒロ「語彙が無くなっちゃって(笑)、引き出し開けても出てこない」

藤「領収書みたいなぺらっぺらの紙しか出てこない(笑)」

移動した直後のMCこんなのあった気がします。ここまでもちょくちょくはMC挟んでましたが、やっぱり仲いいなあって。ほのぼのする。

 

10.「ダイヤモンド」

これ歌いだしまでやってから藤くんが止めたんですよ。「ちょっと待って。言いたいこと出てきた」って。頑張って思い出します。

「これ作った時、四畳半だか六畳だかの狭い部屋に住んでて。ワンピースの3巻とか手伸ばせばすぐ取れるような。でもその頃でもライブやれば100人くらいは来てくれて。台風や嵐の日でも10人くらいは来てくれたかな。でも人数は関係なくて、俺は1人1人に向けて歌ってる」

「二十歳の俺が、二十歳の曲を、君に捧げます!」

そうして改めて演奏されるダイヤモンド。辛い時何度も背中を押してくれた曲が、そんな風な入りで演奏されたら泣かないワケないじゃないですか(泣いてたの友人にバレてたらしいです)。

PIX MOBが「真紅の血」と同じ赤色に輝いてたのもニクい演出だし、WILLPOLISのアンコールで披露されたのも思い出すしでもうボロボロ泣いてました。

 

11.「リボン

そんな「二十歳」のダイヤモンドから「二十周年最後の曲」のリボンに繋ぐのズルいじゃんねえ~~~!!!!!感情がめっちゃ揺れ動いてるのに過去曲のフレーズを散りばめたこの曲を聞かせてくるの堪らん。

ラスサビになるとメンバー4人が向かい合って演奏してるの、メッチャいい画だったな……。

 

ここで恥ずかし島からメインステージに移動。「前回は立ち見席だったからここの移動でハイタッチしたんだよな……」と指くわえながら見てました。

再び「aurora arc」が流れてから次の曲が演奏されます。

 

12.「望遠のマーチ

aurora arcで一番好きな曲。チャマが上げてた他公演の画像から「やるんだろうな~」とは思ってたけど流れてきた瞬間やっぱり泣いちゃいました(これも泣いてるのバレてた)。

別にこの曲に限った話ではないんですけど、BUMP OF CHICKENの楽曲って「無責任に励ます」ことはしないんですよ。毎日生きてく上で楽しいこともあるし、辛いことももちろんある。そのどちらにも寄りそって歌ってくれるのがBUMP OF CHICKENの音楽だと思ってて。

「夜を凌げば 太陽は昇るよ そうしたら必ず また夜になるけど」「心はいつだって 止まれないで歌っている 死んだような今日だって 死ねないで叫んでいる」

そんなフレーズを交えながら、希望と絶望を行ったり来たりしてる僕に「いこうよ」と歌ってくれる。そんなこの曲が大好きで。

そしたら間奏で藤くんが叫ぶんですよ。「大勢の中の一人だと思ってるんじゃねえぞ!お前に会いに来たんだよ!!!」

いや号泣ですよ。ちょっとノリ辛い曲ではあるので、リリックビデオがモニターに出てて歌うように促してたんですけど最後の方声出なかったです。でも必死に声出して歌ったつもりです、伝わらないよなあこの感じ。

 

13.「アリア

この曲の話ちょっとしていいですか。アルバム「Butterflies」リリース後一発目のシングル、この曲だったんですよ。すんごくガッカリして。「もうBUMPはこのキラキラ風の曲しか書かないのかな」とショックを受けちゃって。YouTubeのコメント欄も結構荒れてた記憶があります。

でもライブで聞いたこの曲は違った。映像じゃなくて「教会風のステンドグラス」を写すモニターの演出は神々しかったし、みんなが歌ってから藤くんが歌う光景はとても眩しくて熱かったです。

リリース当初のあの印象は間違いなく変わりました。良かった……!

 

14.「Spica

ここまでの雰囲気一転聞かせる曲。染みるなあ。

リリックビデオは宇宙モチーフだったのに、今回のライブ背景に使われた映像は大樹(?)の映像だったのなんか理由があったんだろうか。

 

15.「ray

この曲の話は過去にもしたのでいいか!

WILLPOLISはfeat.初音ミクを聞いたので今回新鮮な気持ちで聞けて良かった~!あとお馴染みになったライブ用のアレンジもテンション上がるし、極め付きは天井に浮かぶ「○×△」、皆で叫ぶ「生きるのは最高だ」ですよ……!

いや堪らん。歌詞で「踵」「靴」が出る度に足上げて靴を指さすチャマも可愛かったです。

 

16.「新世界」

公開当初「藤原基央が『ベイビーアイラブユーだぜ』!?」ってすっ転んだ記憶ある。

最高でしたね。演出映像はタイアップになってたこれの男の子と女の子の物語を書きながらBUMPモチーフ(なのかな?)の4匹のペンギンが街を縦横無尽に走り回ってました。

いやこの曲も多幸感が凄い。「ベイビーアイラブユーだぜ」みんなで歌うんだぞ?テンションの上がり方が凄いんだ。

演奏後、次の曲の準備中メンバー各々に「アイラブユーだぜ」を叫んでると藤くんが「俺もアイラブユ―だぜ!」とレスポンスしたのは会場大熱狂でしたね。

友人曰くこの曲の時の僕はメッチャニコニコしてたらしいです。いやだってこんな幸せな曲ないじゃんね。

 

17.「supernova」

聞かせる曲なんだけど、サビでは皆で歌うっていう不思議な曲。前回WILLPOLISではアンコール待ちの時に歌ったけど今回は演奏に乗せて歌えて良かった……!

切ない歌詞だけど、みんなで歌うことで初めて完成した感じがして凄く心が温かくなりました。良かった。

 

18.「流れ星の正体

アルバムラストの曲、ということもあり「もう終わりかあ」と心がきゅっとしました。

元は弾き語りの曲だったのが、段々バンドのメンバーが加わって音が増えていくのが本当に心地よい曲です。

最後の最後に「飛んでいけ 君の空まで 生まれた全ての力で輝け」と叫ぶとステージは真っ暗に。そしてモニターに一筋の流れ星が流れる、という「流れ星の正体」を見たような気持ちにさせてくれる演出。ただただ息を飲みました。

 

これにて本編終了。

アンコールが入り、今回のツアーTに着替えたメンバーが再登場。

チャマが今回コラボできたトランスフォーマーグッズについて熱く語ってたり、みんなでPIX MOBを持つ手を振ったりしてるのをチャマが撮ったり。特に後者をしてる時に他のメンバーが何とも言えない煽り方をしてたのが微笑ましかったです。

それらも終わるとお持ちかねのアンコール演奏。何が来るか……?

 

En1.「同じドアをくぐれたら」

まさかのユグドラシルのアルバム曲。度肝を抜かれました。

「流れ星の正体」と同じで段々バンドの音が増えていくタイプの曲ではありますが、ライブで聞くのはそのバンドの音、迫力が段違いでした、メチャクチャカッコいい!

「アルバムの中の一曲」としてスッと聞きがちだったこの曲に対するイメージも変わったなあ、良かったです。

 

En2.「メーデー

いやあ、いつ聞いても良い曲ですね!!!!!藤原基央的ザ・ラブソング。

歌詞は勿論いいけど、ライブだとラスサビ前のヒデちゃんのドラムソロがまた映えるんだよな~!!!

WILLPOLISのアンコール思い出したりもした。最高。

 

 

これでアンコールは終わり。各メンバーがそれなりに喋ってから退場したんですけど、藤くんだけちょっと時間が長かったです。思い出せる限り書いてみます。

「世の中には何百、何千、何万、何億、いや何兆と曲がある中から、お前が俺の声、音、俺らの音楽をさ、見つけてくれたから。この会場は大きいよ。俺とお前だけじゃなくてそれ以外の人も居る。でも今日は俺たちの音楽を見つけてくれた、お前に会いに来ました」

「また曲作ってお前らに合う口実を作るわ。じゃあね、ばいばい、おやすみ」

これでもうその日イチの大泣き。ライブ中は何とかしてたけどマジでタオル買って良かったってくらい顔覆ってました。周りの人もチラホラ泣いてた気がします。

友人が「大丈夫かよ」って笑いながら背中を叩いてくれた記憶があるのですが、「いや……だって……さあ!」としか答えられませんでした。感情を言葉に出来ないほど感極まってしまって。

 

ライブレポでもありますが、そんなあの感情を表すために、今このブログを書いているのです。

思えば初めて「モーターサイクル」を聞いたあの日から、僕の中でBUMP OF CHICKENは燦然と輝くヒーローだったのです。捻くれていたあの日も、躓いたあの日も、もう駄目だって諦めそうだったあの日も。見つけて助けて救ってくれたのはBUMP OF CHICKENの音楽で。

そんなBUMP OF CHICKENが。藤くんが。「お前に会いに来た」「お前が見つけてくれたから」と言ってくれるのです。こんなに嬉しいことは無くて。それで涙が止まらなくって。

 

なんとか泣き止んで友人に「どうだった?」と感想を聞くと

「BUMP、すっごいロックだった!カッコよかったよ」

というもう100点満点の感想が返ってきたのも良かったです。

冒頭であれこれ言っちゃったけど、やっぱりBUMPの持つ熱さ、伝えたいことは音楽の雰囲気が変わってもずっと同じなんだな、と痛感した1日になりました。やっぱり僕はBUMP OF CHICKENが大好きなんだな、とも。その熱に浮かされて、PIX MOBを家まで着けたまま帰ってしまったけど。

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はいこれにて今記事はおしまい!

二記事連続ライブレポはしんどい!淡々と曲名や雰囲気上げるだけならメディア掲載のレポとあんま大差ないし、感情爆発系はどこまでやればいいかラインの判断が難しい!まぜこぜにすると情緒不安定になるしよお……。レポを上手にかける人間は流石に文才の塊!

前回の記事よりこちらの記事の方が文字数少ないけど語彙力が感情に追いついてないだけ!許してくれ!

これを読んだ人が、あの日の、いやBUMP OF CHICKENの熱さに触れるきっかけになったらそんなに嬉しいことは無いです!今回のライブ、シングル曲が多かったからYouTubeにも多く上がってるんだ、是非曲名のリンク先から聞いてくれ~

 

それではまた!ユグでした!