こんな文章、完全に蛇足なので読まなくて結構です。
僕はむかーし、小説を書いていました。小説といえど、ハウツーを勉強したわけでもなく、プロットを大真面目に構築するでもなく、見よう見まねで書いていたので「小説もどき」と言った方が正しいかもしれません。
今ではすっかり書かなくなりましたが、アレと対峙出来るだけの体力精神力が付いたらまた挑戦してみたい気持ちはあります。何年後になるかは知りません。
そんな僕の小説もどきに共通して言えることは、すべてがすべて私小説もどきだった、といったところです。登場人物に自分を転化させて感情を吐き出させるのは、自分のコトを表現するのが苦手で苦手でしょうがなかった僕にとって、どうにも辛いですが、どうにも楽しかったのです。
まあ、就活の面接で「どういう小説を書くの?」と聞かれたときに、答えに詰まり拙い説明をして冷たい目で見られたり、在籍していたサークルの同期におもんないヤツだと思われる原因でもあったんでしょうけど。
ただ、今回は小説という手段を介さず自分の話をしました。
登場人物に気を利かせてもらうことは出来ませんし、読者の想像の余地に任せたりは出来ませんでした。まあ辛かったです。そもそもの問題、書こうと思える日がなかなかやってきませんでしたし。
ただ随分と重苦しいモノを吐き出せて、気持ちの整理は付きました。自分と向き合えました。そう言えるモノが書けただけ良かったのかな、と思います。思うようにしたいです。
「読むかもしれない誰か」を、ここまでないがしろにした文章にお付き合いいただいた方、本当にありがとうございました。貴方に幸あらんことを。